投資の世界には、労働を売って、報酬を得ると言う世界にはない夢があります。イキナリ、資産が倍になったり、そこまではなくても、年で20パーセントずつ増えていけば、複利の法則で莫大なお金になるなど、労働では考えられない現象を起こすことが出来ますからね。ただ、リターンが大きい投資にはリスクも多いですし、その部分もしっかり理解しておく必要があるでしょう。さらにもしあなたが専業で行っていたり、プロとして人の資産を預かってトレードを行っているのではないなら、利益はあくまでも目標にとどめておく事をお勧めします。特に素人の方でも簡単に参入できるFXの場合、リスクとリターンが表裏一体ですからね。

まず、利益を目標化してしまうことによる弊害としては、無理をしてしまうと言う事です。FXで最も大切なのは、いかにリスクをコントロールするかなのですが、当然のことながら利益をアップしようと思えば、同じだけリスクを高くする必要性が出てくるでしょう。一年と言う期間を決め、終盤に差し掛かったときに目標値に足りないと、それを得ようと考えてしまうと、利益ばかりに目が行ってしまい、うっかりリスクを忘れてしまうんですよね。よくよく考えてみれば、専業であったりプロであったりしないならば、ノルマがないのですからそれを追うという危険がないメリットがあるのに、敢えて火中の栗を拾う必要はないのです。

そして、目標を持たなければ、少しでもプラスになればいいとか、とにかくマイナスになっていなければ良いという余裕が生まれます。それによって、利益と同じくらいの金額における損切りが躊躇なく出来るので、大きな傷を負う前にポジションを解消できますし、反対に逆指値を指しておき、利益を最大限に伸ばすような余裕を持った待ちを実践することもできます。これらの姿勢は、何が何でもと、利益をノルマ化してしまったり、高い目標として考えている人には出来ない事でしょう。ちなみに、わずかな利益を繰り返していたとしても、相場を見続けている経験は、大きな財産になりますが、やはりあまりにも利益が資産に比べて小さい場合は、その手法を改善する努力をする必要があります。そこではじめて、リスクを取る値を上げるとか、利益を伸ばす値を上げたり、損切りの値幅を小さくするとかを考えていくようにしましょう。その際でも、けして目標に刷るのではなく、焦らずに進歩してゆくと言う姿勢で臨めば、少なくとも大失敗の結果だけは避けられるでしょう。